また、咳自体は体にとって必要な防御機構という考え方もあり、実際、咳を止めるべきかどうか常に議論になります。
ワンちゃんネコちゃんの場合、呼吸器疾患については発展途上の分野のため、わかっていないことがまだまだたくさんあります。
当院ではこのような呼吸器疾患のワンちゃんネコちゃんにおいて、血液検査、レントゲン検査に加え、気管支鏡などの検査も実施しております。ただ、気管支鏡は麻酔をかけての検査になります。そのため麻酔をかけないでできる検査までで、まずは全体を把握させていただきたいと考えております。
1、予約なくできる検査 一般血液検査と胸のレントゲンとSPO2
2、予約で行う検査 血液ガス分析と特殊レントゲン検査(と超音波検査)(半日お預かり)
3、麻酔下での気管支鏡検査(視診、気管支ブラシ、生検、BAL)
(1日お預かり)
レントゲン透視動画
適応 | 2ヶ月以上の慢性的な咳 |
レントゲン検査における気管・気管支・肺の以上陰影 | |
禁忌 | 体重が3kg未満 |
SPO2が90%以下 | |
PvCO2が45以上 | |
血液凝固能低下 |